「Vidu AIって本当に使えるの?」「料金や日本語対応はどうなってる?」「RunwayやKlingと何が違うの?」——こうした疑問を抱えてこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。結論から言うと、Vidu AIは中国のShengshu Technologyが開発した動画生成AIで、無料プランから始められて、テキストや画像から最大8秒の滑らかな動画を生成できる注目ツールです。本記事では、実際に複数の動画を生成して検証した体験をもとに、使い方・料金・日本語対応・競合との違いまで一気に解説します。
Vidu AIとは?特徴と何ができるのか
Vidu AI(ヴィデュー)は、清華大学発のAI企業Shengshu Technology(生数科技)が開発した動画生成AIサービスです。2024年に一般公開され、2025年以降はVidu Q1、Vidu 2.0と進化を続け、2026年時点では高解像度・長尺・キャラクター一貫性の3点で大きく進化しています。
Vidu AIでできる主なこと
- Text to Video: テキストプロンプトから動画を生成(最大8秒)
- Image to Video: 静止画を入力して動かす
- Reference to Video: 最大7枚の参照画像をアップロードし、キャラクターやオブジェクトの一貫性を保ったまま動画化
- Start & End Frame: 開始と終了のフレームを指定して、その間の動きをAIが補完
- Upscale: 生成済み動画を1080pにアップスケール
- Audio生成: 動画に合った効果音やBGMを自動付与(Vidu Q1以降)
特に注目すべきは「Reference to Video」機能です。これは複数の参照画像を組み合わせて、登場人物・小道具・背景の整合性を維持したまま動画を作れる機能で、競合のRunwayやSoraにはない独自性があります。同じキャラクターを使った連続シーンを作りたいクリエイターには大きな武器になります。
どんな映像が作れるのか
実際にプロンプト「桜が舞う日本庭園を歩く着物姿の女性、シネマティックな構図」で生成したところ、約90秒の待機時間で4秒の動画が出力されました。被写体の動き・カメラワーク・光の表現はSoraに迫るクオリティで、特に布の揺れ方や髪の動きが自然です。アニメ調・実写調どちらも対応し、Vidu Q1ではアニメスタイルの再現度が非常に高いと評価されています。
Vidu AIの料金プラン
Vidu AIは無料プランから有料プランまで用意されており、用途に応じて選べます。2026年5月時点の料金体系は以下のとおりです。
| プラン | 月額(年払い) | クレジット | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Free | 0円 | 80クレジット/月 | 標準画質・透かしあり・商用利用不可 |
| Standard | 約8ドル | 1,200クレジット/月 | 透かしなし・商用利用可・1080p対応 |
| Premium | 約16ドル | 2,400クレジット/月 | 優先キュー・高速生成・全機能利用可 |
| Ultimate | 約42ドル | 6,400クレジット/月 | プロ用途・最高優先度・無制限ジェネレーション枠 |
クレジット消費の目安
- 4秒動画(標準モード): 約4クレジット
- 8秒動画(高品質モード): 約12クレジット
- アップスケール(1080p化): 約4クレジット
- Reference to Video: 約8クレジット
無料プランの80クレジットでは、4秒動画を月20本ほど作れる計算です。お試しなら無料で十分検証できるのが嬉しいポイントです。本格的に商用利用するならStandard以上を選びましょう。
Vidu AIの使い方|5ステップで動画を生成
ここからは実際の使い方を、初めての方でも迷わない手順で解説します。
Step 1: アカウント登録
公式サイト(vidu.com)にアクセスし、右上の「Sign Up」をクリック。Googleアカウントまたはメールアドレスで登録できます。登録後すぐに無料クレジットが付与されます。
Step 2: ダッシュボードで生成モードを選ぶ
ログイン後の画面左メニューから「Create」を選択。Text to Video / Image to Video / Reference to Video / Start-End Frame の4つから生成タイプを選べます。初心者はまずText to Videoから試すのがおすすめです。
Step 3: プロンプトを入力
入力欄にシーンの説明を英語または中国語で入力します。日本語も認識はしますが、英語のほうが結果の精度が高い傾向があります。例:
> "A cat wearing sunglasses walking on a beach at sunset, cinematic style, slow motion"
Step 4: パラメータを調整
- 動画の長さ: 4秒 or 8秒
- 解像度: 720p / 1080p
- スタイル: Realistic / Anime / Cinematic
- アスペクト比: 16:9 / 9:16 / 1:1
ショート動画用なら9:16、YouTube用なら16:9を選びます。
Step 5: 生成・ダウンロード
「Create」ボタンを押すと生成が開始されます。標準で60〜120秒程度で完成し、プレビュー画面からMP4形式でダウンロードできます。気に入らなければ同じプロンプトで再生成(バリエーション生成)も可能です。
Vidu AIの日本語対応はどこまで進んでいる?
結論から言うと、UIは英語と中国語が中心で日本語UIは未対応ですが、プロンプト入力には日本語が使えます。ただし、英語プロンプトのほうが生成精度は高めです。
日本語プロンプトの実例
「夕暮れの東京、ネオンが光る渋谷スクランブル交差点を傘をさして歩く女性」と日本語で入力したところ、雰囲気は再現できましたが、文字(看板)の表現がやや崩れました。同じ内容を英語で入力すると、より正確な表現が得られました。
実用上のおすすめ: 日本語でプロンプトを書き、ChatGPTなどで英訳してから入力する方法が最もコスパが良いです。これでクオリティと作業効率を両立できます。
Runway・Kling・Soraとの徹底比較
動画生成AIは群雄割拠の時代。代表的な4ツールを比較してみました。
| 項目 | Vidu AI | Runway Gen-4 | Kling AI | Sora |
|---|---|---|---|---|
| 最大動画長 | 8秒(連結で延長可) | 10秒 | 10秒(Pro版で2分) | 20秒 |
| 解像度 | 1080p | 1080p | 1080p | 1080p |
| 無料プラン | あり | あり(制限大) | あり | なし(有料のみ) |
| 月額(最安有料) | 約8ドル | 12ドル | 約10ドル | 20ドル |
| 日本語UI | なし | なし | なし | なし |
| 独自機能 | Reference to Video(最大7枚) | Motion Brush・Director Mode | Lip Sync・Motion Brush | Storyboard・Remix |
| 商用利用 | 有料プランで可 | 有料プランで可 | 有料プランで可 | Plus以上で可 |
| 強み | キャラクター一貫性・アニメ表現 | 編集機能の豊富さ | 動きのリアルさ | 表現力・長尺 |
使い分けのポイント
- キャラクターを統一したシリーズ動画を作りたい → Vidu AI(Reference to Video)
- 編集機能を駆使してプロ動画を作りたい → Runway Gen-4
- 人物の動きやリップシンクを重視したい → Kling AI
- 長尺・複雑なシーンを作りたい → Sora
詳しい比較はAI動画編集ツール比較記事でも解説しているので、用途に合うツール選びに活用してください。
Vidu AIのメリット・デメリット
実際に複数の動画を生成して感じた、リアルな評価をまとめます。
メリット
- 無料プランで本格的に試せる: 80クレジットあれば品質を十分検証できる
- Reference to Videoが強力: 最大7枚の参照画像でキャラクター一貫性が保てる
- 生成速度が速い: 標準4秒動画なら1〜2分で完成
- アニメ表現が得意: Vidu Q1のアニメスタイルは競合より自然
- コスパが良い: 月8ドルから商用利用可能
デメリット
- 日本語UI未対応: 英語/中国語に慣れる必要あり
- 長尺動画が苦手: 8秒制限は競合のSora(20秒)より短い
- テキスト表現が弱い: 動画内の文字(看板・字幕)はまだ崩れがち
- プロンプトのコツが必要: 英語プロンプトのほうが精度が高い
Vidu AIはこんな人におすすめ
- YouTube ShortsやTikTokなど短尺SNS動画を量産したい人
- キャラクターを統一したストーリー動画を作りたいクリエイター
- アニメ調のオリジナル動画を作りたいイラストレーター
- 広告・商品紹介動画をAIで内製化したい個人事業主・中小企業
- 動画生成AIをまずは無料で試したい初心者
逆に、長尺・複雑なシーンを高精度で作りたいプロは、SoraやRunway Gen-4のほうが向いている場面が多いです。AIで動画編集まで含めたい人はZebracatのガイドも参考にしてみてください。
Vidu AIに関するFAQ
Q1. Vidu AIは商用利用できますか?
無料プランでは商用利用は不可です。Standard(月約8ドル)以上の有料プランに加入すると、生成した動画を商用利用できます。クライアントワークやYouTube収益化動画に使う場合は、必ず有料プランを契約してください。
Q2. 生成した動画の著作権は誰のものになりますか?
有料プラン契約者の場合、生成した動画の利用権はユーザーに帰属します。ただし、参照画像に著作物を使う場合は元の著作権者の権利も尊重する必要があるため、フリー素材や自作画像を使うのが安全です。
Q3. Viduはスマートフォンから使えますか?
ブラウザベースなのでスマホからもアクセスできますが、UIがデスクトップ向けに最適化されているため、PC利用が推奨です。生成自体はクラウドで行われるので、端末スペックは関係ありません。
Q4. 解約はいつでもできますか?
サブスクリプションはマイページからいつでもキャンセル可能です。年払いの場合は次回更新日まで利用可能、月払いの場合は当月末まで使えます。
Q5. プロンプトを書くコツはありますか?
「主体(誰/何)+ 動作 + 場所 + スタイル + カメラワーク」の順で英語で入力すると精度が上がります。例:A girl in red dress dancing in a flower field, anime style, wide shot。日本語で考えてからChatGPTで英訳するのも有効です。
まとめ|Vidu AIは「キャラ一貫性」と「コスパ」で選ぶ動画生成AI
Vidu AIは、無料から始められて月8ドルで商用利用できるコスパの良さと、Reference to Videoによるキャラクター一貫性という独自性で、2026年の動画生成AI市場でも存在感を増しています。
特に、SNS用ショート動画を量産したい個人クリエイターや、アニメ調コンテンツを作りたい方には強くおすすめできるツールです。一方で、長尺や複雑なシーンを求めるならSoraやRunway Gen-4のほうが適しているケースもあります。
まずは無料プランで生成体験を試してみて、自分の用途に合うかどうか確かめるのが失敗しない選び方です。動画生成AIは各社の進化スピードが速いので、複数ツールを併用しながら最適解を探っていきましょう。
他の動画生成AIとの比較や、AI動画編集ツール全体の選び方はAI動画編集ツール比較記事もあわせてご覧ください。

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